今月読んだ本

今月(2017-03)に読んだ本は22冊でした。

新刊だと

マッド・ドッグ

マッド・ドッグ

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美達大和
河出書房新社
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とか

よるのばけもの

よるのばけもの

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住野 よる
双葉社
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マッドドッグは、著者が、人を殺すとはどういうことかを書いた美達大和さんという人で、まさに人を二人殺していて長期服役中ということで期待して読んだんだけど、うーん。途中までのハキハキした感じは好きです。

よるのばけものは、君の膵臓を住野よるさんで、ああまたこういう系ねって感じです。

本はほとんど読み返さないんですけど、今月は一冊読み返しました。

侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)

侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)

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マーガレット アトウッド Margaret Atwood
早川書房
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わたしたち自身の肌は、どこにもたどり着かない細かい道が縦横に走る一枚の地図、無意味な図になる。遠近法がないと、その瞬間にしか生き残れない。それは私が存在したい世界ではない。 でも、それが私がいる世界だ。ここからのがれることはできない。時間は罠であり、わたしはそれに捕まってしまったのだ。自分のヒミツのの名前や過去の慣習は全て忘れなければならない。今の名前はオブフレットであり、ここが私の生きる世界なのだ。

わたしは誰かに向かって話しているにちがいない。人は物語を自分に向かってだけ語ることはない。いつでも他に誰かがいるものだ。
誰もいないときでさえ。

ふつうの人間というのは、たとえどんなことをしてでも、自分の人生に意味が無いとは認めないものだ。自分の人生が無益だとは。自分の人生に物語がないとは。

Written on March 31, 2017