今月読んだ本

今月(2017-11)読んだ本は17冊でした。

新刊だと

母性のディストピア (集英社文芸単行本)

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とか

源氏物語 上 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集04)

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とか読みました。


立教大学でやった母性のディストピア刊行記念イベントに行ってきました。

目の前に生、富野由悠季がいたので胸が熱かった。

聞きながらノートとっていたのでおもしろかったところを。

宇野常寛「この本でやりたかったのは、グローバル化や映像文化の退行の中で、日本アニメをどう位置付けるか。アニメの陥った袋小路を突破することが戦後日本の袋小路を突破することになる」

宇野常寛ニュータイプ、イデ、黒歴史という形を借りて、富野由悠季だけが残酷な世界の真実を描いていた。システムに繋がりすぎると人間は不幸になるということを80年代の時点で指摘していた」

宇野「戦後アニメはディズニーとGoogleに押しつぶされようとしている。そのディズニーでもない、Googleでもないものとして『Gレコ』はあったはず」

バカが見るディズニーとバカが見るYoutubeに挟まれている戦後アニメーション。(言葉悪いですね。でも会場では愚民と言ってた。)

國分「僕達の世代はガンダムが怖かった。怖くて観れない友達がいた。そういう富野さんのポリティカル・フィクションは後の世代に継承されず、非常に陳腐な政治劇になってしまっている」

富野由悠季「Gレコはガンダムというワードにひっぱられているやつには絶対にわからない。10年たてばガンダムのようになる」

まぁこんな感じでした。とってもおもしろかった。『中動態の世界』の生、國分功一郎さんも見れた。


角田光代源氏物語も良かった。源氏物語は高校生の時に田辺聖子訳で読んで、だいぶ忘れてるかなと思っていたら、けっこう覚えてた。中巻は2018年5月!先は長い。

Written on November 30, 2017