今月読んだ本

今月(2022-02)読んだ本は9冊。

自分へのご褒美は、自分の社会的地位と所得に見合った消費として意味づけられる。しかし問題は、自分へのご褒美として購入したブランド品が、当人にとって本当に欲しい物ではなく、本当に必要なもでもないという事実である。一生懸命に働いて得た所得で、後ろめたいものを消費するというこのパラドクスは消費文化の未熟さを示すものではないだろうか。
メイエによれば、人間には三つのタイプがある。追従者、厄介もの、怠けものである。
中略
怠けものたちは、会社という勢力に寄生しながらも、徹底的に脱勢力的な態度をとる。実はこうした怠け者たちこそ、資本主義の搾取システムのなかで、最も健全に生きているのだとメイエは主張する。



Written on February 28, 2022