今月読んだ本

今月(2025-07)読んだ本は6冊。

黄金律だ。誰もがどんなときでもこのルールに従ってくれれば、何とも素晴らしいことではないか。相手がつねに自分に良い対応をしてくれるとわかっていれば、商品や代金を安全に送ることができる。詐欺もなければ、ジレンマも感じなくてよい。弁護士に費用を支払う必要もなければ、裁判所のような複雑な制度を維持する必要もない。交換は素早く、安価に行われる。
皮肉屋でなくても、こんなことは非現実的に思えるだろう。黄金律は、ワイオミングの落ち着きのないティーンエイジャーに秩序を教えこむのには役立ったかもしれないし、誰もが熱望する素晴らしい道徳的水準であることは間違いない。しかし、現実では、その水準に達する人は、かなり少ないはずだ。

肯定的であってもヤラセのフィードバックが飛び交う劇場は、マーケットプレイス全体の信頼を揺るがす恐れがあった

シリコンバレーの技術者は、かつてないほど大きな規模で効率性を追求しているうちに、自分たちにとっての完全な市場とは|少なくとも、人々が競合する選択肢を比べて自由な選択をする場所という意味において!実は市場なんかではないということがわかってきた。むしろ、完全な市場とは、データを活用し人々に代わって選択をするアルゴリズムのことだった。

行政は、ある程度は自動化できるが、立法はできない。ナカモトが最初にプロジェクトを発表したとき、「クリプトクラシーにおける政治的問題への解決策を見出すことはないだろう」と、メーリングリストで彼に警告を発した人物がいた。しかし、ナカモトはその点を無視し、彼のシステムには政治が存在しないかのようにプロジェクトを進めた。

「あなたたちは巨額のお金を生み出しているのに、よくもまあ、弱者から搾取できるな」これが私の感想です・・・この変更によって私が大きく影響を受けることはありませんが、ほかのフリーランスの知人たち全員のことを考えると、本当に腹立たしかったのです。彼らにとってはそれが主な収入源なのですから。

いろいろな意味で、ガズデッキーのキャンペーンがほかと一線を画す、もっとも重要な要素が、資本だった。 貧しさにあえぐ出来高払い労働者と違い、この中流階級の人々には仕事から離れて政治活動をする時間の余裕があった。

シリコンバレーは、人々がかつて頼りにしていた公式のセーフティーネットの腐食を進めていた。代案が発明されたことで、事態は良くなったのだろうか?

絶賛されているがテスカトリポカみがありテスカトリポカのほうが好き。

ボクスターの生活を送りたいとは思いません。だって、ボクスターを手に入れたら、つぎは911に乗りたくなりますからね。その911を持っている人たちが何に乗りたがっていると思います?フェラーリですよ。

ソクラテスは、吟味されない人生は生きる価値がないと言った。わたしたちもそろそろ、自分の人生における刷りこみやアンカーをよくよく検討していいころだ。

マイクは、アップルのiBookを引っぱりだした。今回は、キーボードも画面も薄いサランラップで覆われている。ロイが渋い顔をした。「コンピューターが妊娠するとは知らなかったよ」

わたしたちはみんな、いかに「いい」人であろうと、情熱が自分の行動におよぼす影響を甘く見ている。わたしたちの実験の協力者は、すべてにおいて判断を誤った。もっとも聡明で合理的な人でも、情熱のただ中では、自分が思っている自分とは完全にすっぱりと切りはなされてしまうようだ。しかも、ただ自分について誤った予想をするというだけでなく、その誤りの程度が甚だしい。 中略 ところが、性的に興奮した状態になり、爬虫類の脳が取ってかわると、自分で自分だと見わけられないほど豹変してしまう。

予測は、人生のさまざまな領域において、わたしたちがものごとをどう経験するかという部分でとてつもない役割を果たしている。

まず、レストランでは、ウェイターがやってくる前に注文を決め、それを変えないことだ。まわりの人が選んだものに影響されると、いまひとつのものを選んでしまいかねない。

井戸川射子が自分の中でブーム。

池は雨を吸い寄せる。鯉は水を連れ進む。気味が悪いほどの金の、混ざっていく途中の模様の、意志あるような模様の、池に紛れるので一番賢い黒の、皮を剝いだ後のような白の、そういう鯉たちが泳いでいる。流れの悪い方には何もいない。

ああもうこれは、姉の悲しさという悲しさがついに形になってしまったんだと、悲しさって固いから、いつか姿を現してしまうと思っていた、そのそれだ、と私は思ったんですけど。

短所はいつまでも伸び足りず、少しの前進に驚くほど力がいるんですから、水を手に入れられないまま過ぎ去った給水所はよく覚えており、思い出せば喉が渇き後悔は喉を潤さず、次の給水所で得たとしても、その耐える時間があったということは消えないんだから、水は喉にすぐ染み通りますけどね、取り返そうと思っているわけではないんですよ、青春をというのかな、

内省には限りありますが、あの日あの時曇った相手の顔、いきなり温度の下がつたやり取り、もうああいうのは見たくないものです、終わりが兆すだけで、浮き足立っていた足は鍾となって、胸の高鳴りも骨の檻に閉じこもり、何にも心動かずうわの空で、肌は信用できない薄い壁となり、失意で心臓や血の気が容易く外に飛び出ていくような心持ち、ああ嫌だ、そうなれば早く離れた方がいい、自分を価値あるものだと、思わせてくれる人の隣に寄りたいものです、

好意を長く伸ばして引っ張っていけるような、我が身でもなかったことが浮き彫りになってしまうので、あの瞬間のことは思い出したくない。相手を思うことが、自信の喪失に直結する。

少女の目には戻が盛り上がっているように見え、自分の思いを主張しているうちに泣いてしまうというのは、若い時にはよくあった、胸ってすぐに詰まるもの、とあなたは思い出した。

うちの蛇口、お湯になるまで結構待つんですけど、そいつ流しっぱなしにするんですよね、ぼんやりして。俺なんか水しか出ない間に傍にあるコップとか、なかったら手でもずっと洗っといちゃいますけどね、金持ちだからかな。

食器棚を開いてこれは沖縄で買った皿、これはおじいちゃんのビール用の脚付きグラス、と数えながら撫でていく、それで何時間でも過ごす。人以外のものを眺めている、そういう時くらいにしか喜びはないのかもしれない。

Written on June 30, 2025